熱には三種類があり、「対流熱」「輻射熱」「伝導熱」の三種類があります。ここで熱の三要素の定義を確認していただきます。
対流熱…空気を暖めることにより暖かい 【主な例】FFファンヒーター
輻射熱…遠赤外線のような熱線で物体にあたって初めて熱として存在する 【主な例】ハロゲンヒーター・床暖房
伝導熱…固体を通して熱が伝わる熱
六面輻射暖房の心地よさは、「作用温度(OT)」というもので説明ができます。
作用温度(OT)は空気温度と平均放射温度(MRT)を足して二で割るものになります。
(平均放射温度が高いと、輻射熱を感じることができます)
例えば夏の暑い日であっても、トンネルの中に入ると涼しく感じることがあると思います。
これはトンネルの中の平均放射温度が空気温度よりも低いために、
体温を壁に奪われて涼しく感じられるのです。
冬の一般の住宅の場合、空気温度が24℃であっても、平均放射温度(MRT)は低く10℃くらいの場合があります。
この場合人間が感じる温度は17℃となり決して温かいとは感じない場合があります。
しかし六面輻射暖房の場合壁面も空気温度と同じくらいになりまして、
空気温度が24℃の 場合、平均放射温度(MRT)が22℃くらいになります。
その場合作用温度(OT)は23℃となり、人体が感じる温度として十分な暖かさを実感することができるのです。
この六面輻射暖房を実現するにあたり、「床下暖房システム」「CABシステム」「高気密高断熱」「外断熱」が重要になり、
そのどれもが欠かすことのできないシステムなのです。
六面輻射暖房を採用する上で、暖房費を心配される方が多くいらっしゃいます。
実際、六面輻射暖房をする場合には、生活空間だけでなく、普段生活に使用できない空間に関しても温める必要があります。
しかしながら、高気密高断熱の住宅の場合、暖かい空気が外に逃げにくいために、
暖房費は一般の住宅と比較してもほとんど差がない位です。